なんば駅直結、154メートルビルやで 南海電鉄

 南海電気鉄道は16日、本社が入る南海会館ビル(大阪市中央区)の建て替え計画の概要を発表した。なんば駅直結の地上29階建ての複合高層ビルで、海外からの医療ツーリズムに対応したメディカルセンターなどを誘致。関西空港からのアクセスの良さを売りものにする。


 ビルは延べ床面積7万8千平方メートル、高さ約154メートル。上層部は賃貸オフィスで全体の7割超を占め、中層階にメディカルセンターや多目的ホール、低層階に伝統芸能が体験できる常設小劇場、商業施設などが入る。2016年春に着工し、完成は19年春の予定。総事業費は400億円。


 建て替えに伴い、本社機能は、約900メートル南で建設中の新ビル内に来春にも移る。