初代「のぞみ」300系引退へ 3月16日ラストラン

 東海道・山陽新幹線で1992年に初代「のぞみ」としてデビューした300系車両が3月16日に引退する。JR東海は16日、現役の2編成に「ありがとう」「LAST RUN」などと描かれたステッカーを貼り、うち1編成を東京都内の車両基地で公開した。引退まで、この姿で走らせるという。

 
300系は、車体をアルミ合金にすることで軽量化を実現。従来より50キロ速い270キロで、東京―新大阪を2時間半で駆け抜けた。


 3月16日は、JR東海と西日本が別々にイベントを開く。東海道新幹線では午前10時47分発新大阪行きの「のぞみ329号」がラストランとなる。全席指定で、2月16日午前10時から乗車券を販売。約1分で1323席分が完売した。