十和田観光電鉄ラストラン 青森、89年の歴史に幕

 青森県十和田観光電鉄十和田市―三沢、14.7キロ)が31日、最後の運行を終え、89年の歴史に幕を閉じた。三沢駅午後9時発の最終列車には、前日に並んで乗車整理券を手に入れたファンら約120人が乗り込み、別れを惜しんだ。


 通勤や通学など地域交通を担ってきた同電鉄は、少子化に加え、東北新幹線七戸十和田駅の開業が乗客減に響いて、昨年10月に廃線が決まった。


 1日からは、十和田市三沢市中心部を結ぶ代替バスが運行される。