富士急行線に新型車両「6000系」導入、2月29日「富士急の日」に運行開始

 富士急行(本社:山梨県富士吉田市)は、2月29日(富士急の日)より、新型車両「6000系」の運行を開始する。運行路線は富士急行線の大月〜河口湖間。編成数は3両×4編成で、3月までに2編成、平成24年度内に2編成導入する。


 新型車両全体のデザインは、同社の観光列車「富士登山電車」等のデザインも手がけたデザイナー・水戸岡鋭治氏によるもの。新車両の外観は富士山をイメージしたブルーを基調としたもので、内装には床やつり革など随所に木を使用し、シートはオリジナルのモケットとするなど、通勤型車両としてこれまでにない居心地の良さを目指した”新しいローカル列車”の形を提案している。通勤・通学として利用する顧客の他、富士五湖方面への観光客にも楽しんでもらえる車両となっている。


 富士急行では2月29日を「富士急の日」として日本記念日協会にて認定を受けている。229(フジキュウ)の語呂にちなんで、4年に一度の2月29日にはさまざまなキャンペーンを実施している。今回の新型車両の営業運転は、この「富士急の日」に合わせて開始することとした。なお、3月18日には、鉄道ファン向けのデビュー記念イベントとして、車両撮影会やグッズ販売会も開催する予定。