デゴイチ、台湾で復活 支線開通にあわせ

 かつて日本で1千両以上製造され、デゴイチの名で親しまれた蒸気機関車D51型が台湾のローカル線で11日、往年の雄姿を見せた。


 デゴイチは日本統治時代の台湾にも配備され、戦後はDT650型と名を変えて貨物輸送の主力として活躍した。この日走ったDT668はそのうちの1両で1941年川崎車両(現川崎重工業)製。83年の引退後は、公園や車庫で保存された。昨年末から修理を重ね、北部の新竹地区を走る新しい支線の開通に合わせて復活を果たした。今後定期運行するかどうかは決まっていない