東海道新幹線・東京駅にホームドア 12年度中に

JR東海は29日、東海道新幹線の東京駅に、駅ホームからの転落事故を防ぐホームドア(可動式ホーム柵)を新たに設置すると発表した。この日東京都内で会見した山田佳臣社長は、2012年度中に設置する方針を示した。


 同社によると、東海道新幹線全17駅のうち、すでにホームドアが設置されているのは品川、新横浜、熱海の3駅。東京、名古屋、新大阪など8駅は固定式の柵だけが設置されており、残る6駅は柵自体がついていない。


 東京駅に設置するホームドアは、既存の固定式の柵に戸袋の一部を取り付けるタイプで、同社が今年度から開発を進めてきた。戸袋をホームに固定する基礎工事の範囲が狭くてすみ、コストもこれまでより2〜3割削減できるという。