南海新型特急サザン


南海電鉄の大阪・難波―和歌山市間などを結ぶ特急「サザン」の新型車両「12000系」の運行が1日、始まった。


 ゆったりと座れるよう、座席の幅を2.5センチ広げて46センチとし、パソコンが利用できるよう、各席に折りたたみのテーブルや電源を備えた。


 仕事で和歌山市に来るために乗ったという、大阪府泉南市の会社員松下剛章さん(27)は「席も広くて乗り心地が良かった。少し得した気分です」と話していた。


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 「12000系」の運行開始を記念し、南海電鉄は1日、この車両の写真をあしらった磁気カード乗車券「スルッとKANSAI」(2000円)の発売を始めた。1万枚限定。3、4日は、和歌山市駅の改札前の特設会場で、サザンの前身の特急「四国号」などの写真パネル約130点を展示し、四国号などに使われた「旧1000系」の模型を販売する。