元「はまかぜ」車両、ミャンマーで第二の人生

 JR西日本は1日、国鉄時代から約40年間にわたり活躍し、特急「はまかぜ」(大阪―鳥取)として2010年に定期運行から引退したディーゼル車両「キハ181系」計15両を、ミャンマー鉄道省に譲渡すると発表した。今後、ミャンマー国内で旅客車両として使われるという。


 キハ181系は大出力のエンジンが特徴で、主に急勾配の多い山間部の路線で運行されてきた。譲渡される車両は1969〜72年に製造され、特急「やくも」(岡山―出雲市)や「はまかぜ」として使われた。


 昨年6月、ミャンマー政府の関係者から要請があり、格安で譲渡することになった。ミャンマーへの車両の譲渡は2回目。JR西はこれまでタイやベトナム、マレーシアなどにも車両を譲渡してきた。