SL湯けむり復興号、準備万端整う 試運転で山形に

 陸羽東線小牛田(宮城県美里町)―新庄(山形県新庄市)間で26、27の両日運行される「SL湯けむり復興号」の試運転に合わせ、沿線住民約200人が25日、新庄―鳴子温泉間を試乗、約1時間半の汽車の旅を楽しんだ。


 小雪の舞う新庄駅を出発したC11型機関車は、山形県最上町の最上駅で給水と灰落としのため停車。機関車の釜の底から石炭の燃えかすをかき出す光景なども見られた。


 「復興号」は東日本大震災の被災地を元気づけようとJR東日本が企画。当日指定券は発売と同時に完売したが、22日の試運転開始から鉄道写真愛好家らが全国から集まり、撮影ポイントにはカメラの放列が並んでいた。